推しが立った場所へ行ってみたい。推しが食べたものを食べてみたい。ドラマやMVで見た景色を、自分の目でも見てみたい。
そんな気持ちから始まるのが、推し活の「聖地巡礼」です。
ライブやグッズ購入とは少し違い、推しが実際に訪れた場所を自分も歩けるのが聖地巡礼の魅力です。写真で何度も見た場所でも、実際に行ってみると「ここに推しがいたんだ」と一気に現実味が増します。
ただし、聖地巡礼では一般のお店や住宅地、公共施設などを訪れることもあります。推し活を楽しむだけでなく、その場所を普段利用している人への配慮も欠かせません。
この記事では、推し活における聖地巡礼の意味や楽しみ方、聖地の探し方、一人で行くメリット、持ち物、守りたいマナーまで詳しく紹介します。
推し活の聖地巡礼とは?
推し活における聖地巡礼とは、推しに関係のある場所を実際に訪れることです。
もともとはアニメや映画などの舞台となった場所を訪れる行動としてよく使われていましたが、現在ではアイドルや俳優、アーティストなどの推し活でも広く使われています。
推しが訪れた場所へ行くこと
代表的なのは、推し本人が実際に訪れた場所です。
テレビ番組のロケ地、YouTubeの撮影場所、雑誌の撮影地、SNSに投稿された場所など、「推しがここにいた」と分かる場所を訪れます。
推しと同じ場所に立ったり、同じ景色を眺めたりできるだけでも特別な気分になります。
写真では分からなかった周囲の景色や距離感まで体感できるため、映像や写真をもう一度見返したくなることもあります。
ドラマ・映画・MVなどのロケ地を巡る
推しが出演した作品のロケ地を訪れるのも、定番の聖地巡礼です。
ドラマで待ち合わせをしていた場所、映画の印象的なシーンが撮影された場所、MVでメンバーが歩いていた道などを実際に巡ります。
特に好きな作品であれば、「このシーンはここから撮っていたんだ」と現地で確認するだけでもかなり楽しめます。
帰宅後にもう一度作品を見返すと、それまでとは違った見え方になることもあります。
推しが食べたものや訪れたお店へ行く
飲食店も聖地巡礼では人気です。
テレビ番組やYouTubeなどで推しが食事をした店へ行き、同じメニューを注文する楽しみ方があります。
推しと同じ席へ座りたいと思う人もいますが、席の指定ができない店もありますし、混雑状況によっては難しいこともあります。
「同じ料理を食べられただけで十分」と考えるくらいの気持ちで訪れる方が、お店にも負担をかけず楽しみやすいでしょう。
ライブやグループにゆかりのある場所も聖地になる
推し本人が直接訪れていなくても、ファンの間で特別な場所として認識されている場所があります。
デビューに関係する場所、思い出深いライブ会場、グループ名や楽曲にゆかりのある場所などです。
昔のライブ会場を久しぶりに訪れ、「ここであの公演を見たな」と思い出に浸るのも立派な聖地巡礼だと思います。
推し活歴が長くなるほど、自分にとっての「個人的な聖地」も増えていきます。
推し活で聖地巡礼をする楽しみ方
聖地巡礼は、単にその場所へ行くだけでも楽しいですが、少し工夫するとさらに推し活らしい思い出を残せます。
自分の好きな方法で楽しんでみましょう。
推しと同じ場所で写真を撮る
聖地巡礼で定番なのが、推しと同じ場所や構図で写真を撮る方法です。
ドラマやMVの画面を確認しながら、「たぶんこの辺かな」と撮影位置を探す時間も楽しみのひとつです。
完全に同じ構図にならなくても問題ありません。現地に行ったという記録が残れば、それだけで十分思い出になります。
ただし、道路や通路などで撮影する場合は、通行の邪魔にならない場所から短時間で撮影しましょう。
アクスタやトレカと一緒に撮影する
アクスタやトレカ、ぬいぐるみなどを持って行き、聖地を背景に写真を撮るのもおすすめです。
推し本人がその場にいるような写真を作れるため、あとから見返しても聖地巡礼の記憶が残りやすくなります。
ただし、屋外ではアクスタやトレカを落としたり、風で飛ばされたりすることがあります。
特に橋や川沿い、海辺などで撮影するときは、無理な場所へ置かないようにしましょう。写真一枚のために大切な推しグッズを失ったら、聖地巡礼どころではありません。
推しがいる写真を持って同じ構図で撮影する
聖地巡礼でぜひやってみてほしいのが、推しがその場所にいる写真や映像を使って、同じ構図で撮影する方法です。
ドラマやMV、YouTube、ライブ映像などから、その場所が映っているシーンをスクリーンショットしておいたり、動画の一場面を写真として保存しておいたりします。
現地へ着いたら、その写真をスマホ画面に表示したり、プリントした写真を持ったりして、推しが立っていた場所や角度を探してみましょう。
「あ、この街灯の位置だ」「この階段の段数だ」と探している時間も、聖地巡礼ならではの楽しみです。
同じ景色の中で推しの写真を掲げて撮影すると、まるでその場所に推しがいた瞬間を重ねているような一枚になります。あとから見返したときも、「本当にここへ来たんだ」という実感が残る、おすすめの撮り方です。
推しと同じメニューを注文する
飲食店での聖地巡礼なら、推しが食べたものを注文してみるのも楽しいです。
味そのものを楽しめるのはもちろん、「推しもこれ食べたんだ」と思いながら食べる時間も推し活ならではです。
推しが複数のメニューを注文していたとしても、無理に全部頼む必要はありません。
自分が食べられる量や予算に合わせて楽しみましょう。
推しの発言や作品を見返しながら巡る
ロケ地へ行く前に、元になった映像や雑誌を見返しておくと楽しさが増します。
「ここでこんなこと話していたな」「この角度から撮影していたんだ」と、現地で気づけることが増えるからです。
スマートフォンにスクリーンショットやメモを残しておけば、現地で確認しながら巡れます。
ただ場所へ行くだけではなく、作品の記憶と現地の景色がつながる瞬間が聖地巡礼の醍醐味です。
聖地巡礼と旅行を一緒に楽しむ
遠方の聖地なら、旅行として楽しむのもおすすめです。
せっかく遠くまで行くのであれば、推しに関係する場所だけでなく、その地域の観光スポットやグルメも楽しんでみましょう。
推しがきっかけで、今まで行ったことのない街へ行けるのも推し活のおもしろさです。
「推しがいなかったら一生ここへ来なかったかも」と思う場所が、自分のお気に入りの街になることもあります。
推し活の聖地はどうやって探す?
「聖地巡礼をしてみたいけれど、どこへ行けばいいのか分からない」という人もいるでしょう。
聖地の見つけ方はいくつかあります。
推しのSNSや公式コンテンツをチェックする
まず確認したいのが、推し本人や公式のSNSです。
写真や動画の背景から場所が分かることもありますし、投稿文で店舗名や地域名が紹介されていることもあります。
YouTubeや公式動画の場合は、概要欄に撮影協力として店舗や施設名が掲載されているケースもあります。
確実に場所を知りたい場合は、まず公式情報を探すのがおすすめです。
テレビ番組やYouTubeから探す
バラエティ番組、旅番組、YouTubeなども聖地の宝庫です。
番組内でお店の名前が表示されていたり、訪れた地域が紹介されていたりするため、比較的場所を特定しやすいです。
気になる場所を見つけたら、その場でメモしておくと後から探しやすくなります。
放送から時間が経っている場合は、店舗が移転・閉店している可能性もあるため、訪問前に現在の情報を確認しましょう。
SNSでファンの聖地巡礼投稿を探す
XやInstagramなどで、推しの名前と「ロケ地」「聖地巡礼」「撮影場所」などを組み合わせて検索すると、他のファンの投稿が見つかることがあります。
実際に訪れた人の写真があれば、現地の雰囲気や撮影しやすい場所も分かります。
ただし、SNSに書かれている情報が必ず正しいとは限りません。
場所が曖昧な場合は、複数の情報を確認してから訪れる方が安心です。
Googleマップに保存しておく
行きたい聖地を見つけたら、Googleマップなどへ保存しておくと便利です。
同じエリアに複数の聖地がある場合、地図上で位置を確認すれば効率よく回れる順番を考えられます。
「行きたい場所」を見つけるたびに保存しておけば、旅行先を決めるときにも役立ちます。
推しごとにリストを分けたり、地域ごとに整理したりすると、後から見返しやすくなります。
推し活の聖地巡礼は一人でも楽しめる?
聖地巡礼は、一人でもかなり楽しみやすい推し活です。
むしろ個人的には、一人推し活との相性がとても良いと思っています。
好きな場所に好きなだけいられる
一人で聖地巡礼をすると、滞在時間を完全に自分で決められます。
推しが立っていた場所をしばらく眺めてもいいし、写真を納得できるまで撮ってもいい。逆に「思ったよりすぐ見終わったな」と感じたら、数分で次の場所へ移動しても構いません。
同行者がいると、「まだここにいたいけど待たせているかな」と気を使うこともあります。
一人なら推しへの気持ちだけに集中できます。
予定をその場で変更しやすい
聖地巡礼では、現地で予定が変わることもよくあります。
思ったより早く見終わった、近くに別のロケ地を見つけた、推しが行った店がたまたま近かったなど、現地だから分かることもあります。
一人なら「じゃあこっちも行こう」とその場で予定変更できます。
途中で疲れたらカフェへ入り、無理そうなら残りは次回にするなど、自分の体力に合わせられるのもメリットです。
推しと自分だけの時間を楽しめる
聖地巡礼は、ライブのような大きな盛り上がりとは少し違います。
「ここに推しがいたんだな」と静かに感じる時間そのものが楽しい推し活です。
誰かと共有しながら巡るのも楽しいですが、一人でゆっくり推しのことを考えながら歩くのもかなり良い時間になります。
写真を撮ったあと、近くのカフェで一人で見返すところまで含めて楽しめます。
推し活の聖地巡礼であると便利な持ち物
聖地巡礼は基本的に普段のお出かけと同じですが、いくつか持っておくと便利なものがあります。
特に一日で複数の場所を巡る場合は、荷物を増やしすぎないことも大切です。
モバイルバッテリー
聖地巡礼ではスマートフォンをかなり使います。地図を見る、写真を撮る、元の映像を確認する、電車を調べるなど、移動中も常に使用することになります。
気づいたらバッテリー残量がほとんどないということもあるため、モバイルバッテリーを持っておくと安心です。
聖地巡礼の時はスマートフォンが使えなくなると移動自体が大変になるため、充電環境は特に重要です。
アクスタ・トレカ・ぬいぐるみ
推し活らしい写真を撮りたいなら、アクスタやトレカなどを持って行きましょう。
ただし、何種類も持って行くと荷物が増え、出し入れするたびに紛失するリスクも高くなります。
その日の聖地巡礼で使いたいものだけ厳選するのがおすすめです。
傷や汚れが気になる場合は、ケースへ入れて持ち歩きましょう。
折りたたみ傘や飲み物
屋外の聖地を巡るなら、天候対策も必要です。突然の雨に備えて折りたたみ傘を持ち、暑い季節は飲み物も用意しておきましょう。
聖地巡礼に夢中になると、思った以上に長い距離を歩いていることがあります。
推しの場所を全部回ることより、自分が無事に帰宅することの方が大切です。疲れたらしっかり休憩しましょう。
歩きやすい靴
一日で複数のロケ地を巡るなら、歩きやすい靴がおすすめです。
「駅から徒歩5分」と書かれている場所を何か所も巡れば、それだけでもかなり歩きます。
さらに撮影場所を探したり、駅の中を移動したりしていると、歩数はどんどん増えていきます。写真映えする靴よりも、履き慣れた靴を選んだ方が最後まで楽しく聖地巡礼できます。
推し活で聖地巡礼するときに守りたいマナー
聖地巡礼で最も大切なのが、訪れる場所への配慮です。
推しに迷惑をかけないためにも、「ファンが来てくれてうれしい」と思ってもらえる行動を心がけたいところです。
私有地には勝手に入らない
ドラマやMVなどの撮影場所が、私有地や住宅地であることもあります。撮影で使われた場所だからといって、誰でも自由に入っていいわけではありません。
敷地へ無断で入ったり、住宅の玄関付近で長時間撮影したりするのは避けましょう。
推しと同じ写真を撮りたい気持ちより、その場所で生活している人の安全やプライバシーが優先です。
店舗では通常のお客さんとして利用する
推しが訪れた飲食店やショップへ行く場合も、その店は聖地巡礼のためだけに営業しているわけではありません。
店員さんへ長時間推しについて質問したり、混雑時に大量のグッズを広げて撮影したりすると、他のお客さんの迷惑になることがあります。
写真撮影について分からない場合は、店員さんへ確認しましょう。推しが来た店だからこそ、またファンを歓迎してもらえるような利用を心がけたいですね。
通路や道路を塞いで撮影しない
推しと同じ構図で撮影しようとすると、どうしても写真に集中してしまいます。
しかし、歩道や駅、商業施設などでは一般の人が利用しています。何度も撮り直したい場合でも、通行する人が来たら一度避けるなど、周囲を確認しながら撮影しましょう。
車道へ出たり、危険な場所で立ち止まったりするのもNGです。
大人数で騒がない
オタ友同士で聖地巡礼をすると、推しの話で盛り上がることもあります。
ただし、住宅地や静かな施設では大声を出さないよう注意しましょう。特に「ここに推しがいた!」とテンションが上がると、普段より声が大きくなりがちです。
自分たちにとっては特別な聖地でも、そこに住んでいる人にとっては普段の生活の場所です。
場所をSNSへ投稿していいか考える
聖地を見つけたら、SNSで共有したくなることもあります。
しかし、すべての場所を詳しく公開していいとは限りません。個人宅付近や、公式に場所が公開されていない撮影場所などは、詳しい住所を投稿することで人が殺到する可能性があります。
すでに広く公開されている観光地や店舗とは違い、場所によってはあえて詳細を広めない配慮も必要です。
おた歴30年で思う聖地巡礼の魅力
長く推し活をしていると、ライブやグッズ以外にもいろいろな楽しみ方が増えていきます。
その中でも、聖地巡礼は「推しをきっかけに自分の世界が広がる推し活」だと思っています。
推しがいなければ行かなかった場所へ行ける
推し活をしていると、今まで縁のなかった街へ行くことがあります。
ライブの遠征先、ロケ地、ドラマの撮影地など、「普通に生活していたらここへ来ることはなかっただろうな」と思う場所が増えていきます。
そこでおいしいお店を見つけたり、好きな景色に出会ったりすると、推しとは別の思い出まで残ります。
推しが、自分の行動範囲を少しずつ広げてくれる感覚があります。
映像の中だった場所が現実になる
何度も見たドラマやMVの場所へ実際に行くと、不思議な感覚になります。
画面の向こうにしかなかった場所が目の前にあり、「本当にここで撮影していたんだ」と実感できます。帰宅後に同じ映像を見ると、「この建物、実際はこんな場所だったな」「この道を私も歩いたな」と、作品そのものへの思い入れまで増えることがあります。
聖地巡礼をしたことで、好きな作品がさらに特別になることもあります。
数年後に写真を見ると推し活の思い出になる
聖地巡礼で撮った写真は、その瞬間以上に数年後に価値を感じることがあります。「この頃このドラマにハマっていたな」「この日に初めて一人で遠征したな」と、推しだけではなく当時の自分のことまで思い出せます。
推し活は、そのときは目の前のことで精一杯ですが、あとから振り返ると自分自身の人生の記録にもなっています。
だから私は、聖地巡礼へ行ったら景色だけでも何枚か写真を残しておくのがおすすめです。
まとめ|推し活の聖地巡礼で推しとの思い出を増やそう
推し活の聖地巡礼とは、推しが訪れた場所や作品のロケ地、ゆかりのある場所などを実際に訪れる楽しみ方です。
推しと同じ場所で写真を撮ったり、同じメニューを食べたり、ドラマやMVのシーンと現地を見比べたりと、さまざまな楽しみ方があります。
また、聖地巡礼は一人でも楽しみやすい推し活です。自分の好きな場所へ好きなだけ滞在でき、その場で予定を変更できるため、マイペースに推しの世界を楽しめます。
一方で、聖地には一般の店舗や住宅地、公共の場所もあります。私有地へ入らない、通行を妨げない、店舗では通常のお客さんとして利用するなど、周囲への配慮は忘れないようにしましょう。
推しがいた場所へ実際に行ってみると、写真や映像だけでは感じられなかったものが見えてきます。
「ここに本当に推しがいたんだ」と感じられる瞬間そのものが、聖地巡礼の一番の魅力です。
推しをきっかけに知らない街へ出かけ、好きな景色やお店を見つける。そんな推し活ならではの小さな旅も、ぜひ楽しんでみてください。


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