推しは大好き。でも、「推し活してます!」と人に言うのはちょっと恥ずかしい。
ライブへ行くのは楽しみなのに、会場へ向かう電車ではうちわをバッグの中へしまってしまう。アクスタと写真を撮ってみたいけれど、周囲の視線が気になってなかなか出せない。職場で「休みの日は何してるの?」と聞かれると、推し活とは言えずに少し濁してしまう。
さらに年齢を重ねると、「いい歳して推し活しているってどうなんだろう」と急に気になり始めることもあります。
でも、推しが好きなことと、それを人前で堂々と見せられることは別です。
推し活をしているからといって、職場の人にも友達にも自分の推しを発表する必要はありません。アクスタ撮影が恥ずかしいならしなくてもいいし、推し活らしい服装をしなくても大丈夫です。
おた歴30年の私も、誰にでも同じように推しの話をするわけではありません。
この記事では、推し活が恥ずかしいと感じる理由や、恥ずかしくなりやすい場面、周囲の目が気になるときの対処法について紹介します。
推し活を恥ずかしいと感じるのはなぜ?
推しは好きなのに、なぜか推し活をしている自分は恥ずかしい。
一見矛盾しているようですが、決して珍しい感情ではありません。
まずは、自分が「何を恥ずかしいと思っているのか」を考えてみましょう。
「オタクだと思われるのが嫌」という気持ちがある
「推し活が恥ずかしい」というより、「周囲からオタクだと思われるのが恥ずかしい」という人もいるでしょう。
普段は推しについてほとんど話さないのに、実は毎年ライブへ行っている。家には大量のグッズがある。ファンクラブにも入っている。
そんな一面を知られたときに、「そんなに好きなんだ」「意外とオタクなんだね」と言われるのが照れくさいこともあります。
でも、推しが好きなことと、それを人に公表したいかどうかは別です。自分の趣味をどこまで周囲へ見せるのかは、自分で決めて構いません。
年齢を重ねて「いい歳して」と思ってしまう
10代や20代の頃は気にならなかったのに、30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、推し活をしている自分が急に恥ずかしくなることもあります。
特に自分より若いファンが多いジャンルでは、「この年齢でライブへ行って浮かないかな」「アクスタを持っているのは痛いかな」と考えてしまうこともあるでしょう。
でも、趣味を楽しむこと自体に年齢制限はありません。
年齢を重ねたら推し活をやめなければならないわけではなく、自分の年齢や生活に合わせて楽しみ方を変えていけばいいだけです。
推しへの熱量を知られるのが照れくさい
推し活そのものより、自分が誰かをそこまで好きだということを知られるのが恥ずかしい場合もあります。
普段は冷静に仕事をしているのに、ライブでは推しが目の前に来ただけで大興奮。普段の自分を知っている人には、その姿を絶対に見られたくないという人もいるでしょう。
好きなものほど、自分の内側を見られているようで恥ずかしくなることがあります。
推しへの気持ちは、自分にとって大切なものだからこそ、誰にでも見せたくない。それも自然な感覚です。
周囲に推し活をしている人がいない
職場や友人に推し活をしている人がほとんどいないと、自分だけ違う趣味を持っているように感じることがあります。
周囲では旅行やスポーツ、グルメの話をしているのに、「昨日推しのライブへ行ってきました」とはなんとなく言いにくい。
一方、ライブ会場やオタ友の前では、同じことをまったく恥ずかしいと感じない人もいます。
つまり、推し活そのものを恥ずかしいと思っているのではなく、その場で自分だけ違うことをしているように感じるから恥ずかしい場合もあります。
過去に推し活を否定されたことがある
以前誰かに推し活について話したとき、「そんなことにお金使うの?」「いい歳してアイドル?」などと言われた経験があると、それ以降人に話しにくくなることがあります。
自分が大切にしているものを否定されると、想像以上に傷つくものです。
だからこそ、「もう人には言わないでおこう」と思うのも無理はありません。
ただ、その人が推し活の楽しさを理解できなかったことと、自分の趣味に価値があるかどうかは別の話です。理解してもらえない相手に、無理に理解してもらう必要もありません。
推し活で「恥ずかしい」と感じやすい場面
普段は気にならなくても、特定の場面になると急に恥ずかしくなることがあります。
推し活をしている人なら、「これはちょっと分かる」と感じるものもあるのではないでしょうか。
アクスタやぬい・うちわを外で出すとき
推し活で恥ずかしさを感じやすい代表的な場面が、グッズを人前で出すときです。
ライブ会場の周辺ならみんなうちわやアクスタを持っているので平気なのに、普通のカフェでアクスタを出そうとすると急に恥ずかしくなる。
推しぬいと一緒に写真を撮ってみたいけれど、「周りの人に見られている気がする」と諦めてしまうこともあるでしょう。
恥ずかしいなら無理に出す必要はありません。会場周辺では出す、一般のお店では出さないなど、自分なりに「ここなら大丈夫」という範囲を決めてもいいと思います。
一人でライブやイベントへ行くとき
一人でライブへ行くことを恥ずかしいと感じる人もいます。
周囲が友達同士で話していると、「一人で来ているのは自分だけかも」「友達がいないと思われないかな」と気になることがあります。
でも、実際には一人でライブやイベントへ参加する人もいますし、一人でいるからといって普段からずっと一人で推し活をしているとも限りません。
何より公演が始まれば、みんな推しを見るのに忙しくなります。周囲の人が一人か二人かを気にしている人はほとんどいません。
聖地巡礼や推し活カフェで写真を撮るとき
推しが訪れた場所でアクスタを掲げたり、推し活カフェでグッズを並べたりするのも、人によっては少し勇気が必要です。
周囲に同じことをしているファンがいれば平気でも、一般のお客さんばかりだと急に恥ずかしくなることもあります。
そんなときは、無理に「推し活らしい写真」を撮らなくても大丈夫です。
推しが座った場所を見たり、同じものを食べたり、その景色を自分の目で見たりするだけでも立派な聖地巡礼です。
推し活はSNSへ写真を載せるためにするものではありません。自分の記憶に残れば、それだけでも十分です。
職場や友達に推しについて聞かれたとき
意外と困るのが、「休日は何してるの?」「この前どこ行ってきたの?」と聞かれたときです。
本当は推しのライブで遠征していた。でも、そこまで詳しく話したくない。
そんなときは「ライブへ行ってきた」「旅行も兼ねて遠出してきた」くらいでもいいと思います。
聞かれたからといって、推しの名前からファンクラブ歴、遠征回数まで全部説明する必要はありません。
自分が話してもいいと思える範囲だけ話せば十分です。
推し活に使っている金額を知られるとき
推し活に使っている金額は、特に人へ話しにくい部分です。
ライブへ何公演も行ったり、遠征したり、CDを複数枚買ったりすると、推し活をしていない人から驚かれることもあります。
でも、趣味へいくら使うかは人それぞれです。
車、旅行、洋服、ゴルフ、美容など、何にお金を使いたいかは人によって違います。
もちろん自分の生活を圧迫しない範囲で楽しむことは大切ですが、周囲に理解してもらうために具体的な金額まで話す必要はありません。
推し活が恥ずかしいときはどうすればいい?
「推し活が恥ずかしい」という悩みに対して、「気にせず堂々と推しましょう」と言われても、それができたら最初から悩んでいないですよね。
恥ずかしさは、無理に克服する必要はありません。
自分が心地よく推し活できる方法を探してみましょう。
推し活していることを無理に公表しなくていい
推し活はプライベートな趣味です。
職場の人にも、友人にも、家族にも、自分が話したいと思わないのであれば詳しく話す必要はありません。
「ライブへ行くのが好き」「音楽が好き」程度にしておいてもいいですし、そもそも趣味について話さなくても構いません。
推しを隠しているから愛が足りない、堂々と公表している人の方が良いファンということもありません。
推しをどこまで人に見せるかも、自分の推し活の一部として自由に決めていいと思います。
普段使いできる推しグッズを選ぶ
「推しグッズは持ちたい。でも明らかに推しグッズだと分かるものは恥ずかしい」という人には、普段使いしやすいアイテムがおすすめです。
推しのメンバーカラーを取り入れた小物や、ロゴが小さく入ったもの、一見すると普通のデザインに見えるグッズなどであれば、日常生活にも取り入れやすくなります。
バッグの中だけ推しカラーにする方法もあります。
他人には分からないけれど、自分だけは「これは推し」と分かっている。そんなひっそりとした推し活も楽しいものです。
推し活する場所を選ぶ
どこでも同じように推し活する必要はありません。
ライブ会場では思いっきり推しグッズを持つけれど、地元では持たない。推し活カフェではアクスタを出すけれど、普通の飲食店では出さない。
自宅だけで思いっきりグッズを飾るのもありです。
自分が「ここなら恥ずかしくない」と思える場所を見つければ、無理に周囲の視線と戦わなくても推し活を楽しめます。
SNSだけで推し活を楽しむのもあり
リアルの知人には推し活を知られたくないけれど、誰かとは推しについて話したい。
そんな人には、推し活専用のSNSアカウントを作る方法もあります。
リアルの知人とは分けて、同じ推しが好きな人の投稿を見たり、ライブの感想を書いたりすれば、普段の生活とは切り離して推し活を楽しめます。
ただし、写真や投稿内容などから個人が特定されることもあるため、身バレしたくない場合は個人情報の扱いには注意しましょう。
恥ずかしいことは無理にやらなくていい
これが一番大切だと思います。
アクスタ撮影が恥ずかしいなら、やらなくていい。
推しカラーコーデが恥ずかしいなら、普通の服でライブへ行けばいい。
本人不在の誕生日会に興味がなければ、ケーキを用意しなくてもいい。
SNSへ推し活写真を投稿したくなければ、投稿しなくてもいい。
推し活には必修科目がありません。
SNSを見ていると、「みんなやっているから自分もやらなきゃ」と思ってしまうことがありますが、自分が楽しくないことまで推し活に取り入れる必要はありません。
推し活の中から、自分が楽しいと思う部分だけ選べばいいんです。
「いい歳して推し活は恥ずかしい」と思わなくてもいい
年齢を重ねると、「この歳で推し活しているのは恥ずかしいのかな」と感じることがあります。
でも、年齢によって趣味を手放さなければならないわけではありません。
むしろ長く推し活をしていると、自分に合った楽しみ方が分かってきます。
推し活に年齢制限はない
推し活に「何歳まで」というルールはありません。
アイドル、俳優、アーティストなど、長く活動している人であればファンも一緒に年齢を重ねていきます。
10代のファンもいれば、30代、40代、50代、それ以上のファンがいることもあります。
年齢を重ねたからといって、好きだったものを突然好きではなくなる必要はありません。
30代・40代・50代ならではの推し活もある
年齢が変われば、推し活の楽しみ方も変わります。
若い頃は夜行バスで遠征していたけれど、今は翌日の体力を考えて新幹線とホテルを選ぶ。グッズを大量に集めるより、本当に欲しいものだけ購入する。
そんな変化があってもいいと思います。
若い頃と同じ推し方ができなくなったのではなく、今の自分が快適に楽しめる推し方へ変わっただけです。
若いファンと同じ推し方をしなくていい
SNSを見ていると、若いファンの推し活が目に入りやすいことがあります。
流行の推し活スポットへ行ったり、かわいくグッズを並べて写真を撮ったり、SNSで積極的に交流したり。
それを見て「自分は全然推し活できていない」と感じる必要はありません。
ライブだけ行く人でもいいし、家でDVDを見るのが好きな人でもいい。グッズをほとんど買わない人でも、推しを好きな気持ちは変わりません。
推しがいることで毎日が楽しくなるなら十分
推し活の一番良いところは、普段の生活に楽しみが増えることだと思います。
「来月ライブがあるから仕事を頑張ろう」と思えたり、新曲が出ただけで朝から少し機嫌が良くなったり。
ライブ遠征をきっかけに知らない街へ行ったり、推しに会うからと美容やファッションを頑張ったりすることもあります。
推しがいることで毎日の中に楽しみがひとつ増えているなら、それだけでも十分です。
年齢よりも、自分の生活にとってその趣味がプラスになっているかどうかを大切にしたいところです。
おた歴30年で思う「推し活が恥ずかしい」という気持ち
おた歴30年と聞くと、「もう何も恥ずかしくないのでは?」と思われるかもしれません。
でも、そんなことはありません。
長く推し活をしているからこそ、「これは人に話す」「これは自分の中だけで楽しむ」という線引きができるようになった気がします。
私も誰にでも推しの話をするわけではない
おた歴が長くても、会う人全員に推しの話をしているわけではありません。
推し活の話をする友達もいれば、ほとんど話さない人もいます。相手によっては「ライブへ行ってきた」くらいで終わることもあります。
それを「推しを隠している」とは思っていません。
仕事の話をすべて友達にしないのと同じように、趣味についても相手によって話す範囲が違うだけです。
堂々と推しを公表できることが、良いオタクの条件ではありません。
年齢とともに周りの目が気にならなくなることもある
一方で、長く推し活をしていると、以前より周囲の目が気にならなくなった部分もあります。
「人がどう思うか」より、「自分が楽しいか」を優先できるようになったからです。
そして意外と気づくのが、他人はこちらが思っているほど自分を見ていないということ。
ライブへ一人で行っていても、アクスタを持っていても、多くの人はその場を通り過ぎれば忘れています。
もちろん公共の場所で大声を出したり、通行の邪魔になる場所で撮影したりするのは別問題です。周囲への配慮はしながら、自分の好きなことまで必要以上に恥ずかしがらなくてもいいと思います。
推し活の全部を「推し活っぽく」する必要はない
今は「推し活」という言葉が一般的になり、さまざまな楽しみ方がSNSで見られるようになりました。
アクスタ、ぬい、推し活カフェ、本人不在の誕生日会、推しカラーコーデ、祭壇、聖地巡礼。
もちろん全部やっても楽しいですが、全部やる必要はありません。
私はライブへ行くのが好き、私はグッズを集めるのが好き、私は家で映像を見るだけで満足。それぞれでいいと思います。
SNS映えする推し活をしていなくても、推し活は推し活です。
「恥ずかしい」と「好き」は両立していい
そして、最終的にはこれでいいと思っています。
推しは大好き。でも、人にはあまり知られたくない。
全然矛盾していません。
アクスタを外で出すのは恥ずかしい。でも家には飾りたい。
ライブ会場では全力で楽しむ。でも地元の駅に着いた瞬間、うちわはバッグへしまいたい。
職場では推しの話をしない。でも家に帰ったら新しい動画を楽しみに見る。
それでいいんです。
推しを好きだからといって、「私はこの人が大好きです!」と世の中へ堂々と宣言しなければならないわけではありません。
好きな気持ちは、自分の中にあれば十分です。
まとめ|推し活が恥ずかしくても自分なりに楽しめばいい
推し活を恥ずかしいと感じることは、おかしなことではありません。
オタクだと思われるのが嫌だったり、推しへの熱量を知られるのが照れくさかったり、年齢を重ねて「いい歳して」と気になったりすることもあります。
そんなとき、無理に恥ずかしさを克服する必要はありません。
推し活していることを人に話さなくてもいい。アクスタ撮影をしなくてもいい。推しカラーの服を着なくてもいい。SNSに写真を載せなくてもいい。
反対に、いつか気にならなくなったら、そのときやってみればいいんです。
年齢を重ねても推し活を続けていいし、自分の年齢や生活に合わせて推し方を変えても構いません。
推し活は、人に見せるためではなく自分が楽しむためのものです。
「恥ずかしいけど、やっぱり好き」。
それなら、その気持ちを大切にしながら、自分が心地よい範囲で推し活を楽しんでいきましょう。


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