人生の経験を重ね、自分の時間にもゆとりが生まれてくる60代。子育てがひと段落したり、仕事から離れたりすることで、「これから何をしようかしら」と考える方も多いのではないでしょうか。そんな60代以上のシニアたちもハマっているのが「推し活」です。
推し活は、アイドルや俳優、アーティストだけでなく、歴史上の人物、アニメ、宝塚、はたまた鉄道や仏像といった多岐にわたるジャンルで、ご自身の「好き」を追いかける活動です。一見、若い世代のブームのように思えますが、実は60代という人生の充実期にこそ、その恩恵を最大限に享受できるということが、近年の調査でも明らかになっています。実際に50歳以上の女性を対象とした意識調査では、60代の47.0%が「推し」がいると回答しており、これは全年代の平均を上回る結果です。
60代から推し活を始めることは、単なる趣味を超えて、心身の健康や新しい人間関係、そして何より「人生のトキメキ」を取り戻す素晴らしい機会になります。この記事では、60代女性に推し活がおすすめな理由から、人気のジャンル、そして安心して始めるための秘訣までご紹介します。
60代に推し活がおすすめな理由
「推し活」と聞くと、若い世代のイメージがあるかもしれませんが、実は60代という人生の充実期にこそ、その恩恵を最大限に享受できるんです。ここでは、推し活が60代の心と体にどれほど素敵な影響を与えてくれるのかを深掘りしていきましょう。
日常生活に「トキメキ」と「ハリ」が生まれる
推しの新しい情報や活動を追いかける時間は、何ものにも代えがたい「トキメキ」を与えてくれます。これは、ただ単に楽しいというだけでなく、脳の活性化にもつながり、毎日を「何だか楽しい」「早く明日にならないかしら」という前向きな気持ちで過ごす原動力になります。シニア世代を対象とした調査でも、「推しがあることのよい点」として7割以上の人が「活力・元気をもらえる」や「楽しい時間が増える」を選んでおり、この世代にとって推し活がどれほど重要かを示しています。
推しの誕生日や記念日を祝ったり、コンサートに向けて準備をしたりと、推しのために予定を立て、活動的になることで、単調になりがちな日々にいきいきとしたハリが生まれます。こうした「生活にハリが出る」という実感は、55.2%の方が選択しており、推し活が生活の質を向上させている証拠と言えます。推しへの愛が、日々の行動力や活気に直結しているのです。
この「トキメキ」は、人生の後半戦を謳歌するための最高のスパイスです。ある調査の自由記述には、「韓国ドラマ、BTS、若さを保つひけつ」といったコメントもあり、推し活がもたらすポジティブな感情は、アンチエイジングにも一役買っているとさえ言えるでしょう。心の潤いが、そのまま体の若々しさにも繋がるというのは、とても素敵なことですね。
孤独感を解消し、新しい仲間と出会える
推し活は基本的に一人で楽しめますが、コンサート会場やSNSなど、共通の「好き」を持つ人たちと繋がる機会が自然と増えます。ここで出会う「推し友」は、年齢や住んでいる場所に関係なく、心が通じ合える新しい人間関係です。シニア世代でも、「一緒に推し活をする人」として「推しを通じて知り合った人」が多く挙げられており、推し活が新しいコミュニティを生み出していることがわかります。
孤独を感じやすい世代にとって、この推し活コミュニティは温かい居場所となってくれるでしょう。特に60代以降は、「末広がり推し」といって、最初の推しから、そこに関係する人やものへと「推し」の対象を広げていく傾向が強まっており、ファン同士の交流からさらに興味の幅が広がるという好循環も生まれています。新しい推し友と出会い、共感や感動を分かち合うことは、人生の豊かさを深めてくれます。
さらに驚くべきことに、推し活は夫婦の関係にもポジティブな影響をもたらしているようです。一緒に推し活をする人として、「配偶者・パートナー」が「推し友」に肉迫した比率で挙げられています。自由記述には、「夫と韓国ドラマに沼落ち」といったコメントもあり、「推し活」が夫婦円満の一助となるという新たな兆しも見えています。「体験の分かち合い」というファンダム(ファン同士の仲間意識)が、家族の絆を深めるきっかけになるのは、非常に素敵なことですね。
心身の健康維持につながる
推しを応援するために活動的になることは、心身の健康に良い影響をもたらします。例えば、ライブやイベントに出かけることで、外出の機会が増えて運動不足を解消できます。また、グッズを買いに少し遠くまで出かけたり、会場で立ったり歩いたりすることは、日々の生活では不足しがちな運動量を補ってくれるでしょう。
また、推しの活動に一喜一憂したり、ファン仲間と楽しく語り合ったりすることは、ストレスの解消や認知機能の維持にも効果的です。調査結果でも「推しがあることのよい点」として「感動を得られる、ワクワクドキドキできる」や「癒しになる」が半数以上の方に選ばれており、推し活がもたらす心の満足度が非常に高いことがわかります。
さらに具体的な変化として、推し活をきっかけに「語学」や「着付け」など新たな習い事に挑戦したり、推しトレーナーに促されて「筋トレ」「ヨガ」を開始したり再開したりする行動が見られています。また、自由記述には「イケメン庭師の村雨君の動画を見て寝ると癒されて心が落ち着くのでよく眠れます」といったコメントもあり、安眠という心身にポジティブな効果ももたらしていることがわかります。まさに「推しは最高のサプリメント」であり、健康寿命を延ばす鍵となり得るのです。
経済的なゆとりを「自分への投資」に使える
60代は、子育てや住宅ローンといった大きな支出が落ち着き、経済的なゆとりが生まれる時期です。このゆとりを、心から満たされる推し活に使うことは、「自分自身を大切にする」という最高の投資になります。ここで、気になるのが「推し活にかける費用」ですが、シニア世代の消費行動は非常に意欲的であることがわかっています。
推し活をしている60代女性が推し活に消費する年間平均額は約10万円と言われています。なんと50代の年間平均額は約7万円弱で、比べると約1.5倍という高い水準です。さらに70代以上になると平均額は約13万7千円となり、年齢を重ねるほど消費額が増えるという傾向が見られます。このデータは、「60代以上の推し活市場に金脈あり」と言われる所以であり、経済的なゆとりを「精神的な満足度」へと惜しみなく投資している、大人の賢い消費行動を示しています。
旅行を兼ねて遠方の舞台を見に行ったり、記念グッズや高額な限定版を購入したりすることで、精神的な満足度が格段に高まります。若い頃のように無理をするのではなく、「生活に潤いを与える範囲」で、質の高い体験にお金をかけることができるのが、この世代の推し活の特権であり、とても上品な消費の形と言えるでしょう。
新しいことへの挑戦や学びのきっかけになる
推し活は、単に応援するだけでなく、さまざまな「挑戦」の機会を与えてくれます。特にデジタル面においては、推し活がこの世代のITリテラシーを大きく向上させていることが、調査でも裏付けられています。2022年調査では、「推しができて変わったこと」の1位として「動画サイトを見るようになった」が約30%と最も多く挙げられており、これは推し活がデジタル活用を促進した証と言えます。
コンサートチケットをネットで申し込んだり、ファンクラブのデジタル会報を読んだり、SNSで情報収集や交流をしたりすることで、ITリテラシーが自然と向上します。最初は戸惑うかもしれませんが、「推しに会いたい」「推しの最新情報が欲しい」という強い動機が、新しい技術を学ぶ最強のモチベーションとなるのです。
また、推しが海外で活躍していれば、推しの言葉を理解したいという気持ちから外国語に興味を持つなど、知的好奇心を満たす「生涯学習」のきっかけにもなります。推しの作品の背景にある歴史や文化を学んだり、推しトレーナーの影響で筋トレを始めたりと、推し活を通じて得られる知識や行動は、人生をより深く、立体的に楽しむための財産となっていくでしょう。
60代の推し活で人気のジャンル
「推し」の対象は無限に広がっています。若い世代のアイドルももちろん素敵ですが、60代の女性の人生経験や知的好奇心を満たしてくれる、深みのあるジャンルもたくさんあります。ここでは、多くの60代女性が夢中になり、生活を豊かにしている人気の推し活ジャンルをご紹介します。
舞台・演劇・ミュージカル(2.5次元含む)
舞台芸術は、生で体感できる感動と、俳優さんの高い技術や表現力を楽しめるところが、人生経験を重ねた大人にとって格別の魅力です。宝塚歌劇団や歌舞伎といった伝統的な演劇はもちろん、海外ミュージカルの来日公演、さらには話題の2.5次元舞台など、多岐にわたるジャンルがあります。
劇場という非日常の世界に身を置く時間は、日々の忙しさを忘れさせてくれる極上の癒しです。推し俳優さんが演じる役柄の深みを何度も観劇して味わったり、その日の演技の違いを見つけたりと、大人の審美眼を活かした楽しみ方ができます。また、全国各地の劇場に足を運ぶことで、美味しいものを楽しんだり、観光をしたりと、旅と推し活を組み合わせる「遠征」も楽しく、人生の思い出が豊かに積み重ねられます。
舞台は、演者やスタッフの情熱が凝縮された総合芸術です。その感動を、同じ空間で息を飲みながら分かち合える体験は、他の推し活では得難いものです。何度も足を運び、その道のプロフェッショナルを応援し続けることは、ご自身の精神的な充足感に大きく貢献してくれるはずです。
歌唱・ダンスパフォーマンスが魅力のアイドルや、俳優
世界的な広がりを見せるアイドルグループや、ドラマ・映画で活躍する俳優さんは、若々しいエネルギーと洗練された世界観に触れさせてくれます。特に歌やダンスといった高いパフォーマンス力を持つアーティストは、その圧倒的なライブ感や表現力が、世代を超えて多くの女性の心を掴んでいます。ドラマや映画の世界に「沼落ち」し、その俳優さんや、主題歌を歌うアイドルを熱心に応援するという流れで推し活を始める女性も増えています。彼らの活躍は常に進化しており、目が離せません。
推しの言語圏に関わらず、彼らの作品や活動に夢中になることで、「推しの言葉を理解したい」という気持ちから外国語を学び始めたり、最新のファッションやメイクに関心を持つきっかけになったりと、美意識や探求心が高まる効果もあります。ある調査の自由記述にも、「若さを保つひけつ」といったコメントが見られるように、アイドルや俳優の推し活は、アンチエイジングにも繋がるポジティブな刺激を日常にもたらしてくれるのです。推しから発せられる熱量と美しさは、私たち自身の活力を高めてくれます。
俳優さんの場合は、過去から現在に至るまでの出演作品を次々と見たり、彼らの過去の作品を「掘って」鑑賞したりする時間は、最高の知的エンターテイメントとなるでしょう。また、アイドルグループの推し活においては、グループ全体の成長や、個々のメンバーの個性を追う楽しさがあり、まるで自分の子どもや孫の成長を見守るような感覚で、深い愛情を注ぐことができます。その熱心な活動を通じて、推しの国の文化や歴史にまで興味が広がることも、このジャンルの奥深い魅力です。
歴史上の人物や文化遺産
推し活の対象は、生きている人物だけに限りません。例えば、大河ドラマや歴史小説で活躍した戦国武将や幕末の志士、あるいは美しい作品を生み出した画家、作家、仏師などを「推し」にする方も増えています。彼らにまつわる史跡巡りや美術館・博物館通いは、まさに大人の知的な推し活です。
これは、人生経験と知識を重ねた60代だからこそ深く楽しめるジャンルです。推しが残した書物や絵画、建築物など、時代を超えて残る「作品」を追いかけることは、ロマンと探求心を満たしてくれます。推しにゆかりのある場所を訪れる「聖地巡礼」は、旅行の目的となり、単なる観光とは一味違った深い感動を味わうことができます。
歴史や文化に触れることで、日々のニュースや旅行がさらに味わい深いものになります。推しの生きた時代背景を調べるうちに、日本の歴史や地理に詳しくなったり、美術史に興味を持ったりと、知的好奇心が尽きることがありません。このタイプの推し活は、生涯学習の側面も持ち、いくつになっても脳を活性化してくれる、上品で賢い楽しみ方と言えるでしょう。
趣味系(鉄道、仏像、自然、料理など)の専門家やインフルエンサー
SNSやYouTubeなどで、特定の分野に情熱を注いでいる専門家や著名人を「推し」にするのも人気です。例えば、親しみやすい鉄道マニアのタレントさん、人気料理研究家、仏像に詳しい学者さん、あるいは特定の地域で活躍する魅力的な庭師さんなどです。
このタイプの推し活の魅力は、自分の長年の趣味をより深く探求できるという点にあります。推しが発信する情報やイベントに参加することで、独学では得られなかった知識や技術を吸収することができます。また、その分野の「ファンコミュニティ」で交流が深まり、専門的な話ができる仲間ができることも大きな喜びです。
ある調査の自由記述にも、「スキマスイッチと三代目JSB。この歳になっても応援できるものがあって毎日楽しい。歌詞を覚えたりすることも脳の活性化になっている」といったコメントが見られるように、趣味系の推し活は、知的好奇心と行動力を刺激し続けます。推しの情報発信から、新たな調理法を試したり、週末のハイキングコースを見つけたりと、日常の行動が豊かに変わっていくのが楽しいですね。
地元密着型の地域アイドルやスポーツチーム
遠くの有名人ではなく、地元で頑張っている地域アイドルやBリーグ・Jリーグなどのスポーツチームを応援するのも素敵な推し活です。活動拠点が近いため、遠征の負担が少なく、比較的手軽に応援を続けられるのが最大のメリットです。
地元密着型の推し活は、地域活性化にも貢献しているという充実感が得られるのが大きな特徴です。ホームゲームや地域イベントに足繁く通い、ファン仲間と顔見知りになることで、生活圏での繋がりが豊かになります。応援を通して地元愛が深まり、ご近所の方との会話のきっかけにもなるなど、精神的な満足度だけでなく、社会的な繋がりも強化してくれます。
地域に根ざした活動を地道に続ける推しの姿は、見ている私たちにも勇気と元気を与えてくれます。選手やメンバーの成長を温かく見守り、地域の一員として支えるという、大人の余裕と愛情に満ちた応援ができるのが、このジャンルの魅力です。
60代から推し活を始める際の注意点
新しいことに挑戦する時、少しの心得を持っておくと、よりスムーズに、そして長く楽しむことができます。推し活は素晴らしいものですが、心から楽しむためには、ご自身の生活や体調、そして金銭的なこととのバランスが大切です。ここでは、60代から推し活を始めるにあたって、賢く、上品に楽しむためのポイントをお伝えします。
無理のない予算とルールの設定
推し活は夢中になるほど出費が増えがちですが、大人の女性として生活の基盤を揺るがすような無謀な消費は避けたいものです。グッズの購入、イベントの参加、ファンクラブの年会費など、あらかじめ「推し活用の予算」を決めておくことが大切です。
前述の通り、60代女性の推し活の年間平均消費額は約10万円ですが、この金額はあくまで平均です。ご自身の経済状況と照らし合わせ、「生活に潤いを与える範囲」で無理なく楽しめる金額を把握しましょう。若い頃のように「全財産を捧げる」のではなく、「精神的な満足度を最大化する」ことに焦点を当てた、品のある大人の推し活が理想です。
また、「推し増し(推しが増えること)」も、費用が増える要因の一つです。次々と魅力的な推しが現れたとしても、ご自身の予算や体力と相談しながら、冷静に優先順位を決める賢さも必要です。「体験の分かち合い」が広がる中で、お誘いが増えるかもしれませんが、「断る勇気」もまた、長く楽しく続けるためのルールの一つとなります。
デジタルツールへの抵抗をなくす
最近の推し活は、情報収集やチケットの申し込み、ファン同士の交流など、ほとんどがインターネットやスマートフォンを通して行われます。シニア世代を対象とした調査でも、「推しができて変わったこと」として「動画サイトを見るようになった」ことが最も多く挙げられており、推し活がデジタル活用を促進しているのは間違いありません。
最初は戸惑うかもしれませんが、これを機にSNSやアプリの使い方を覚えてみましょう。推し活をきっかけに、「チケット購入」のためにデジタル知識を会得したという方も多くいます。推しのために挑戦することは、脳トレにもなりますし、デジタルに強くなることで、推し活の楽しさが格段に広がります。分からないことがあれば、お嬢様やお孫さん、あるいは地域のIT講座などを利用して、積極的に学ぶ姿勢が大切です。
特にSNSは、情報が早く、ファン同士の交流も深まりますが、安易に個人情報を公開したり、怪しいアカウントと繋がったりすることは避けましょう。ご自身の身を守るための最低限のデジタルリテラシーを身につけることが、安心して推し活を楽しむための第一歩となります。
睡眠時間と体力の確保を最優先に
推し活に夢中になると、ついつい夜更かしをして情報を追ってしまったり、遠征で無理なスケジュールを組んでしまいがちです。しかし、60代は無理がきかなくなるお年頃。「推しのために健康でいること」が最高の応援になります。
イベントの後はゆっくり休むなど、体力を過信せず、ご自身のペースを守ることを心がけましょう。遠征の計画を立てる際も、移動時間や宿泊施設にゆとりを持たせ、食事や睡眠が疎かにならないように配慮することが、大人のたしなみです。無理をして体調を崩してしまっては、せっかくの推し活の楽しさが半減してしまいます。
また、推し活で「活力・元気をもらえる」という効用がある一方で、過度な活動はかえって疲労を招くことがあります。「推し疲れ」を感じたら、それは体からのサインです。推し活が「義務」になっていないか、ご自身の心身の状態を常にチェックし、時には潔く休む勇気を持つことも大切です。
SNSでの交流は「賢く」「楽しく」をモットーに
SNSはファン同士で情報交換したり、感動を分かち合ったりする楽しい場所ですが、中にはマナーの悪い人や、ネガティブな発言をする人もいます。交流する際は、ご自身の個人情報を守り、礼儀正しくを徹底しましょう。
特に、インターネット上では年齢や性別を偽ることも容易です。知り合った「推し友」に対しては、すぐに深い信頼を寄せず、一定の距離感を保ちながら交流を深めていく、大人の分別が求められます。また、推しに対するネガティブな意見や、ファン同士の争いを見聞きした際は、それに巻き込まれず、冷静に距離を置くことが肝心です。
合わないと感じたらすぐにミュートやブロックをするなど、心の平穏を最優先に、賢く利用するセンスが大切です。推し活を通して「笑いが増えた」「幸せな気持ちになる」といったポジティブな効果を得るためにも、SNSの利用は「賢く、楽しく」をモットーにしましょう。
「推し疲れ」を感じたら潔く休む勇気を持つ
推しを応援することは喜びですが、時に「やらなければならない」という義務感に変わり、疲れてしまうことがあります。毎日の情報チェック、イベント参加のプレッシャー、グッズを揃えなければという焦燥感など、心と体が重くなった時は、少しの間、推し活から離れてみましょう。
推しは逃げません。そして、推しへの愛は、休んだからといって消えるものではありません。ご自身の「好き」という純粋な気持ちを大切に、マイペースに楽しむことが、長く続ける秘訣です。推し活の目的は、ご自身の人生を豊かにすることであり、ストレスを増やすことではありません。
忙しい推し活から一歩引いて、自分の心と向き合う時間を持つことで、改めて推しへの感謝や愛を再認識できるかもしれません。「心のゆとりを楽しむ」ことが、60代の推し活の最大の贅沢であることを忘れずに、ご自身のペースで、無理なく続けていきましょう。
まとめ
60代の推し活は、誰にも左右されない「自分らしさ」を表現する場にもなります。また、推し活の場で新たな人間関係の輪も広がり、今まで出会えってこなかった人との交流も楽しいでしょう。
ただ夢中になるあまり無理をしたり、グッズ購入や日々の応援も義務感に囚われることは、どの年代であっても危険なことですので、気をつけましょう。推し活を通じて得た活力とトキメキは、必ずご自身の日常に還元され、ご家族や周囲の人々にも良い影響を与えます。
人生を重ねた大人に許された最高の贅沢とは、時間に追われることなく、ご自身の心のゆとりを大切にできることです。この心の豊かさこそが、60代からの推し活がもたらす最大の贈り物です。ぜひ、この「ゆとり」を楽しみながら、心ときめく新しい推しを見つけ、人生のキャンバスをより鮮やかに彩っていただきたいと願っています。

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